国宝級の被写体がきらめくぞワラビー
国宝級の被写体がきらめくぞワラビー
「琉球舞踊と組踊 大城洋平写真展」が26日、那覇市久茂地のタイムスビル2Fギャラリーで始まった。国立劇場おきなわを中心に琉舞、組踊など沖縄の舞台芸能を年間40公演以上取り続けてきた県内のフリーカメラマン、大城洋平さんの初の写真展となる。入場無料。31日(日)まで。
最近、新車の軽が数カ月遅れで納車された フリーカメラマン 大城洋平(36)
大城さんは、ワラビー担当いきものがかり・村井規儀とは旧知の仲。村井も写真展初日に、大城さんを激励に訪れた。
「洋平さん、おめでとう。この10年の成果の結晶だね」
「ありがとう村井ちゃん。ゆっくり鑑賞してよ」
ーそして、いきものがかり行くところ、この動物の姿あり。
「ありがとう。かぎやで風、上手だねワラビー」
「ハイ!ワラビー風のかぎやで風です!」
「風、吹かせすぎだろワラビー」村井が突っ込む。
「ここが『写しんりょく』の会場ですか…」 それは同業他社のイベントだぞワラビー。
ワラビーと村井はしばし、写真を鑑賞。会場には沖縄独自の舞台芸術、琉球舞踊と組踊を中心に、人間国宝の師範らを含む実演家たちの活躍が266点、展示されている。組踊は伝統から新作までをカバー。演者のあでやかな衣装や生き生きとした表情も見どころだ。
「わあー」
「いろんなおどりや、えん目があって、一ど見てみたくなりました!」
「そうだね。初心者でも興味を引く構成だね。琉舞や組踊の『入門編』としてもいいかもしれない」
そういえば芸能担当記者だった村井が解説する。「これは組踊でも人気の演目『執心鐘入(しゅうしんかねいり)』だよワラビー。美少年の中城若松が、一夜の宿をお願いした女性にしつこく言い寄られたので、逃げ出して鐘の中に隠れるんだ。女性はお寺まで若松を追ってきて、ついには鬼女になるよ」
「ワラビーの体型も、釣り鐘型だなあ…」 のんきにつぶやく村井。
(気もちをおちつかせるために、ワラビーのぶたい写しんをはっておこう…)
ワラ「大城さん、ごめんなさい!」
…しかし、大城さんの目を盗み、再び勝手に展示を増やしたワラビーと村井。
「イラストならいいんじゃないですか?」
「お前ら、いい加減にしろよ!」やはり大城さんに見つかった。「捨ててやる!」
その後、大城さんに写真の撮り方を教わったワラビー。
「芸能公演を撮る時は、会場の雰囲気を壊さないように注意しているよ。ピントを外さず、ぶれさせず、まばたきをするようにシャッターを押す感じかな。あとは…踊りや演目をきちんと理解することだね」
「まばたきのようにですか!」 いつも半目のくせに。
デジカメを手にし、バシャバシャ撮りまくるワラビー。「一しゅんを、切りとってみせます!」
…だが、確認すると、ワラビーが撮った映像は真っ黒だ。「…どうして?村井せんぱい!とれてないよ!」
「ていうかワラビー、レンズキャップつけっ放しじゃん!」あきれる村井。
「まばたきどころか、目つぶっちゃってる状態だし!」あきれる大城さん。
「未じゅくものですいません…」
「とりあえず、記念にワラビーと村井ちゃんを撮ってあげるよ」気さくな大城さんだった。
「ありがとう大城さん!」喜ぶワラビー。
「何だか申し訳ないです洋平さん。せめて最後は、みんなで決めポーズをして告知しましょう」
ワラ「写しんりょく!」
大城「もう何でもいいよ…」
…今回も、「何かすいません」的に終わるワラビーと村井であった。
~ワラビーからお知らせ~
大城洋平写真展は日曜日まで開催中です!30日(土)午後3時から、関連イベントとして沖縄伝統組踊「子(しー)の会」による琉球舞踊などが披露されるよ!みんなで見に来てね!
大城洋平さんのホームページはこちらです!