泣き笑いの泊アスロンだワラビー 中編
泣き笑いの泊アスロンだワラビー 中編
9月14日、那覇市のとまりん特設会場で行われた「とまりんフェスタ」。ワラビーも出場する「ゆるキャラ運動会」がいよいよ開幕した。
耳にエントリーナンバーを貼りつけたワラビーも気合十分だ。「がんばります!」
ーそれでは出場選手をエントリーナンバー順に紹介しよう。
1番。ピンクのハリセンボン、アバサンゴ。第32回全国豊かな海づくり大会・美ら海おきなわ大会のキャラクターだ。魚が集まっているところを見るに求心力は抜群なのであろう。
2番。粟国村のアニーちゃん。ググっても公式プロフィールが探せないほど知名度的にはこれからというところだが、まつげと音符柄の着物がチャーミングだ。
3番。言わずと知れた当ブログの主役、ワラビー。
4番。生けるトリックオアトリート、南風原町のはえるん。カボチャなど町の特産品をぜいたくに盛り込んだルックスで優勝を狙う。
5番。大宜味村のおおぎみシーちゃん。ビタミンCあふれる元気なシークヮーサーの姿が微笑ましい。シーちゃんの体液的な何かで石灰質のアバサンゴが溶けそうな不安もある。
6番。恩納村のナビィちゃん。琉球王朝時代の女流歌人がモデル。リンク先の村商工会HPでは分身の術を見せている。…なんと「ナビゲート」の「ナビ」とも掛かっていたのか。奥ゆかしく、かつ奥深い女性である。
ちなみに総合司会はミスユニバース沖縄代表の長嶺花菜さんと、お笑い芸人の「よっしゃあ金城」さんが務めた。
競技が始まった。第一種目は「ダンス」である。司会から発表された曲名はAKB48の「恋チュン」こと「恋するフォーチュンクッキー」だ。
ステージ上に軽快な音楽が流れだす。思い思いに踊り出すゆるキャラたち。はえるんやアニーちゃんなど、AKBの振りをかなり忠実に再現できている。最近同僚が披露宴でも挙げたのであろうか。
♪ララララ、ラ~ララララララララ♪ (JASRAC申請する気なし)
そんな中、ワラビーはツイストを踊ったり、回転したりと、独自のコンテンポラリーダンスを披露。
「何もできないワラビーにできることは、気をゆるめないことです!…ハア…ハア」
だが、屋根があるとはいえ、気温30度を超える酷暑のステージ。次第にワラビーの動きにキレが無くなってきた。「ハア…ハア…おなか空いた…あつい…ハア…ハア…」
心が折れかけたワラビーが観客席を見た瞬間、その視界に飛び込んできたのはー。
ーワラビー直属の上司、経営企画室主任、小林剛の姿だった。 最後部からステージをにらみつける姿はまるで、現世に現れた仁王のようなたたずまい。
ワラビーは小林とアイコンタクトを取ろうと、視線で訴えかける。
「…がんばったら、食べていいってこと!?」 がぜん、やる気がみなぎるワラビー。先刻とは見違えるような動きを見せ始めた。「がんばります!」
「ワラビー!」「がんばれワラビー!」 子どもたちの声援の中にも「ワラビー」が多数入り混じる。
(…………)
そんな中、あくまで表情を崩さない小林だが、手中の「うまい棒」の本数は増えている。うまい棒で有袋類をコントロールする男、げに恐ろしきは小林かな。
(うまい棒が…ふえた!)目ざとく認識したワラビーはますますダンサブルに。 …そのまま、ラストのフレーズまで踊りきった。「やりきりました!」達成感あふれるワラビー。
第1種目「ダンス」の優劣は観客の拍手の大きさで決められる。ワラビーはここで、はえるんに次ぐ2位となった。「やった!」
第1種目「ダンス」結果:1位 はえるん 2位 ワラビー 3位 ナビィちゃん 4位 アニーちゃん 5位 シーちゃん 6位 アバサンゴ
まずまずの好発進を見せたワラビー。続いて第2種目の「かけっこ」に挑むのであったー。
~ワラビーブログスタッフよりお知らせ~
前回、「後編に続く」と書いたのですが、あまりにも長くなったので3回に分けます。次回こそ「ゆるキャラ運動会」編完結!「泣き笑いの泊アスロンだワラビー 後編」に続きます。ご期待下さい!