君たちはクズじゃない、変わるなら今さワラビー


 君たちはクズじゃない、変わるなら今さワラビー

 2月10日、沖縄タイムス広報担当のワラビーと、ワラビー担当いきものがかり・村井規儀は、那覇市おもろまちの県立博物館・美術館を訪れていた。

 「村井せんぱいとのロケは久しぶりです…いつぶりだっけ?…えっと…前回の村井せんぱいとのロケぶりです!」はしゃぐワラビー。DSC_0362

 「そりゃそうだろ。ていうかワラビー、博物館・美術館では大人しくするんだよ。静かに美術や展示物を鑑賞したい人に迷惑がかかるからね」

 「ハイ!」

 資料をめくりだす村井。「えっと、今日は…」

 「ペットボトルアートを見にきました!」

 「おっ、珍しく予習したの?」

 「ワラビーはこのてんじ会に、きあいを入れていたのです!」DSC_0383

 「よく分かんないけど、やる気があるのはまあいいや」

 「ハイ!…きっと、ペットボトルをつかった、きょ大なヤクルトロボが所せましとあばれまわるにちがいない…ワクワクです!」 

 

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 「なにぶつぶつ言ってんだよワラビー。とりあえず行くよ」

 「ハイ!」

 

 そう、ワラビーと村井がやって来たのは、この日同館で開幕したペットボトルアート展「Reborn(リボーン)~異彩放つ琉球の自然」DSC_0353

 使用済みペットボトルを素材に、接着剤を使わず溶接して作ったジュゴンやサンゴなど、沖縄の自然を再現した約40点の作品が並ぶ。4月5日(日)までの開催だ。

 

 

 ―会場に一歩足を踏み入れると、そこは深海のように幻想的な世界。DSC_0029

 「わあー」感嘆の声を上げるワラビー。

 「すごいね!」村井も目を見張る。

ヤンバルクイナ

ヤンバルクイナ

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チョウも飛ぶ。羽の模様まで再現されている。

 

 ペットボトルが素材とは思えないほど、精巧にできたオブジェたち。

 「村井せんぱい、みんな生きているみたいです。しかもワラビーの心のようなとうめい感もある…」

 「自分で言っちゃったよ!けどホント、今にも動き出しそうだねワラビー」DSC_0072

 「でも、楽しみにしていたヤクルトロボが出てこない……大トリかな

 「いるか!そんな展示会じゃないんだよ!」

 

 さらに進むと、大きなジュゴンが出迎えてくれた。DSC_0127

 ワラ・村井「すごい!」

 4リットルペットボトルを60本以上。制作に2週間かけたという力作だ。DSC_0110

 「ワラビー見てごらん、海草の食(は)み跡まで表現しているよ。短い草と長い草がある」DSC_0116

 「ホントです!」

 

 「魚もおいしそうです!…たべたい!」DSC_0148

 安定の「花より団子」なワラビー。

 一方、自身のスマホでオブジェを撮影する村井。 「クラゲの透明感は、ペットボトルアートで表現するのに最適だね」

※会場内は、撮影も自由です。

※会場内は、撮影も自由です。

 

 画面を見て驚く村井。「―すごい、本物みたい!スマホの有効活用法が、こんなところにあるなんて!」 もっとあるだろDSC_0345

 

 そこで一匹と一人は、今回の作品をすべて制作した本間ますみさん(横浜市)に話を聞くことにした。

本間ますみさん

本間ますみさん

  もともとはホテルなど商業施設のイルミネーションなどを制作していたが、展示期間の終了後に産業廃棄物となることに、違和感があった本間さん。仕事ではなく、「エコアート」としてペットボトルを題材に選んだ。

 接着剤は使わない。ペットボトルをアイロンで板状に伸ばし、はんだごてで溶着させ、葉脈など精密な模様をつける。

 「ペットボトルアートが、身の回りのポイ捨てをやめよう、自然環境を守ろう―という、きっかけ作りになればうれしいですね」と本間さん。DSC_0231

 ワラビーがうなずく。「ポイすては一しゅんだけど、作品にするのは大へんです!」

 「ホントだねワラビー。捨てるのは簡単。でも再生させるにはその何倍の労力がかかるっていうことを、僕らも肝に銘じたいね」

 「ハイ!…ねえ本間さん、ワラビーのペットボトルアートも見て!」DSC_0263

 「…って、何を言い出したのさワラビー!」慌ててワラビーをさえぎろうとする村井。

 しかし、そこを強引に前へ出た有袋類。「ワラビーのペットボトルアートは、これです!」DSC_0266

 「なにこれ、タコ?上手ねワラビー!」拍手してくれる本間さん。DSC_0248

 「ちがいます!タコさんウインナーです!」

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ワラビー作「タコさんウインナー」

 村井「…どうでもいいよ!」

 本間さんが評する。「でもワラビー、テープを使っちゃっているでしょう。赤く着色したのもよくないね。次は頑張ってね」

 ワラ「ハイ!がんばります!」

 

 本間さんに話を聞いた後、単独で怪しげな動きを見せるワラビー。「じつは、もう一こ作品があります。そっとここにおいておこう…」DSC_0286

 「ワラビーが作った、『ふっきんがわれている人』です!」 何だこれは

ワラビー作「腹筋が割れている人」

ワラビー作「腹筋が割れている人」

 「こんなふうに、ワラビーのあたまをのせたり…」DSC_0321

 「村井せんぱいのあたまをのせたり…楽しみかたは、あなたしだいです!」 すぐ飽きそうだなDSC_0299

  「タコさんウインナーもなかま入りすると、一気に充じつします!ウフフ…」 うっとりする有袋類。DSC_0302

 

 そこへやってきた村井は、思わず崩れ落ちてしまう。「おいワラビー、なに珍奇なもの作ってんだよ!」DSC_0308

 「ハッ!みつかった…」 お約束か

 「もう、さっぱり目が離せないよ!これは没収!」

 「あっ、ワラビーのペットボトルアート!」DSC_0327

 「『アート』言うなよ!おこがましいよ!」

 「…えー!」

 

  ごみから再生されたアートたちを前に、再生不可能な精神的ダメージを受けたワラビーであったー。

 「しばらくいやされよう…」DSC_0337

 

 

 ~ワラビーからお知らせ~

ペットボトルアート「Reborn」は4月5日まで、県立博物館・美術館でやってます!

 観覧料は一般600円、高大生500円、小中生400円、もっと小さい子供は無料です!

 問い合わせは沖縄県立博物館・美術館 電話098(941)8200だよ!

 会場内ではペットボトルを石に見立てた、城(グスク)の石積みも体験できます!

こんな感じで壁一面に「石垣」を積み上げます!

こんな感じで壁一面に「石垣」を積み上げます!

 

 みんなで遊びに来てね!待ってます!DSC_0167

 

 そして13日はいよいよ、沖縄タイムスのふるさと元気応援企画「おくなわ」フェアが開幕するよ!

 ワラビーも午前10時40分からのオープニングセレモニーに出て、午前中は会場内でつまみ食いに大忙しの予定です!こちらも遊びに来てね!

  そしてそして、ワラビーブログはあすも更新!フェアの様子をワラビーと村井せんぱいがレポートするよ!待っててね!


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