サシバのようにいざ海峡を渡れワラビー
伊良部大橋開通 編
いきものがかり・村井「ワラビー、アルファベット書いてるの?英語の勉強かい?」
ワラ「村井せんぱい、ワラビーはこのところ、ローマじを勉きょうしています!」
村井「へえー。そうか、小学3年生で習うもんね。小学校によっては低学年から英語教育を始めてるだろうし」
ワラ「アルファベットで書くと、英ごがつかえるような、ふんい気が出せます!」
村井「せこいな。でも偉いねワラビー。今は何て書いたのさ」
ワラ「ハイ!村井せんぱいの名まえ、『むらいのりよし』です。『MUGOI NO RIYOSHI』!」
村井「それじゃ『むごい先輩』だろ。僕は無慈悲かよ。あと、そんな切り方しちゃうと、『SEKAI NO OWARI』みたくなるだろ」
村井「食べ盛りかよ。若者を中心に人気のロックバンドだよワラビー。それはそうと、今回はこの写真を見てごらん」
村井「何でヒューストンと交信し始めたんだよ。そこじゃないよワラビー。主役はこの橋、『伊良部大橋』だよ。ちょうど一カ月前の1月31日に開通したんだ。宮古島と伊良部島を結ぶよ」
ワラ「いらぶ島?」
村井「そう、宮古島の北西にあり、カツオ漁や渡り鳥『サシバ』の飛来地として有名な島なんだ。伊良部島とつながる下地島は夕焼けの絶景スポットとして有名だし、神秘的な『通り池』も見逃せないね」
村井「伊良部大橋は、通行無料の橋としては国内最長となる3540メートル(本橋部)あるよ」
ワラ「グリコのキャラメルでいえば、十つぶ以上です!」
村井「その換算いるのかよ。橋は旧平良市との市町村合併以前、旧伊良部村時代から40年来の地元の要請活動を経て、2006年3月に着工。10年間、約395億円かけて完成したんだ」
村井「マジ顔でよく分からないコメントすんなよ。大橋開通で、宮古島の平良港と伊良部島の佐良浜港を結んだ定期航路も廃止されたんだ。長年住民の足として親しまれた伊良部航路の廃止を、住民は別れのテープで惜しんだよ」
ワラ「新しくできたものがあれば、なくなっちゃうものもあります…」
村井「そう、悲喜こもごもだね。伊良部島には診療所しかないので、フェリーの上で生まれた赤ちゃんもいたというよ。フェリーはそれくらい、島民の生活に欠かせないものだったんだ」
ワラ「船の上で生まれるってすごい!名前はきっと『いらぶ丸』にちがいない…」
ワラ「じゃあ、2人目の名まえは『第二いらぶ丸』です!」
村井「新たに造船すんなよ!でも伊良部島も、もちろん宮古島の人も、悲願の開通を喜んでいるよ。聞いた話だけど、伊良部の人は『宮古のタクシーが、深夜に伊良部を走っている!』と驚いたり、『宮古でディナーを食べよう!』とウキウキしているらしいよ」
ワラ「はなれた家ぞくや仲まの気もちは、3000メートルの大はしの長さよりも、もっと近づいたにちがいない…」
村井「そうだねワラビー。観光客も宮古島だけで滞在を終わるんじゃなく、その先の伊良部島まで足を伸ばすだろうし」
ワラ「足をのばす……きっとMIYAKO NO OWARIまで行きます!」
村井「変な応用すんなよ!伊良部島が宮古地域の最果てみたいだろ」
村井「開いてる?」
ワラ「いま、あいてます!」
ワラ「SYAKAI NO MADOです!」
村井「わっ!……そういうことは早く言えよワラビー!恥ずかしいな!」
ワラビー♪
伊良部大橋渡りに来てね~(^ー^)
ひらかよさん、コメントありがとう!
ひらかよさんは、いらぶ島に住んでいるのかな。開つう、おめでとう!
宮古島さえ行ったことがないワラビーだけど、行く時はお知らせするね!
はじめて会う時は、いらぶ大橋の上です!
ここまで書いて、となりにいる村井せんぱいに「無駄にロマンチックだな」と言われました…。