ハロウィン　編

ワラビー　村井せんぱい、メリーハロウィンです！

いきものがかり・村井　やあワラビー。ていうか何そのあいさつ。

ワラ　よそのおうちのドアをノックするたびにおかしがもらえる、ゆめのようなイベントがやってきました！

村井　ちょっと待った。ハロウィンをどう理解してるんだよ？

ワラ　ドアをたたくとビスケットがふえて、たたいてみるたび、ビスケットがふえる日です！

村井　まどみちおの童謡「ふしぎなポケット」かよ！

ワラ　まどじゃなくて、ドアです！

村井　ややこしいな。でもなぜかここ数年、沖縄でも「ハロウィン」が存在感を増しているね。県内各地で仮装パレードなどのイベントが開かれているし。写真は昨年の県内の様子だよ。みんな思い思いのキャラクターにふんしているね。

 

 

ワラ　子どもたちがかわいい！いつもとちがう自分になれて、たのしそうです！

村井　そうだね。こういう時は何も考えず思い切り楽しむほうが正解だね。「バカやったもん勝ち」かも。

 

ワラ　バカって言っちゃだめです！

村井　何でむっとしたんだよ。でもワラビー、そもそもハロウィンの由来って知ってるの？

ワラ　ハッ！…えっと…しりたい気もちが、止まらない…。

村井　素直に「知らない」って言えよ。ハロウィンの発祥は古代ヨーロッパ。現在のアイルランドやスコットランドに住んでいたケルト人という人たちのお祭りだったんだ。

ワラ　ケルト人の王さまの名まえは「ティファール」にちがいない…。

村井　それじゃ電気ケトル人だろ。ケルト人の１年の終わり、「大みそか」は１０月３１日だった。そして、この日には亡くなった人の魂がこの世に帰ってくると考えられていたんだよ。

ワラ　沖なわの旧ぼん…ウートートーです！

村井　そう。沖縄で言う「旧盆＋豊年祭」のようなお祭りなんだ。ケルト人は１０月３１日に一年間の収穫に感謝するとともに、魔よけを行ったんだ。これがハロウィンの由来とされている。

ワラ　じゃあ、じゃあ、仮そうしておかしをもらったり、いたずらするのはなぜ？

 

村井　つまり、あの世から悪霊がやってくるとする。その時人間が、魔女や悪魔に仮装してたら悪霊も怖がったり、自分の仲間だと勘違いするかもしれないだろ。とりあえず悪さはしてこないんじゃない？そういう「魔よけ」の意味合いがあるんだ。

ワラ　なるほど！だから「スイーツ　オア　スイーツ」です！

村井　お菓子しか要求してないじゃん！いたずらは？

ワラ　あれ？たしかトリ…トリ…「リンス　オア　シャンプー」？

村井　普通はそこ選ばないだろ。リンスだけって状況ないだろ。

ワラ　トリ…「ビーフ　オア　チキン」？

村井　機内食かよ！

ワラ　ちがうの？

村井　さっき「トリ」まで言えてただろ。何で遠くなるんだよ！

ワラ　チキンはトリです！

村井　ややこしいな。トリから始まるんだよ。

ワラ　わかりました！「トリホリ　オア……」

村井　ちょっと待ってワラビー。なんか首里っぽくなった。

ワラ　ハッ！…「トリホリ　オブ　シュリダゾ」！？

村井　完全に首里になっただろ！もういいよ！

 

ワラ　えー！おかしは？

 

村井　僕は持ってないよ。よその家をノックしてもらってくるんだろワラビー。

 

ワラ　そんなこといわずに村井せんぱい。いたずらがすぎます！

村井　そうワラビー。そのいたずらを英語で、トリ…ク…。

ワラ　ハッ！分かりました！「トリ食う人は、トリびと」にちがいない…！

村井　何者だよ。それじゃただの焼き鳥好きだろ。もうおしまい！

ワラ　…ええー！