ワラビーって外国人にウケるんだろうかワラビー(後編)
目指せ「SEKAI NO KAWAII」 編
前回からの続きです。
ワラビーは外国人観光客にとって「pretty(かわいい)」か「not pretty(かわいくない)」かー。
沖縄タイムスデジタル部記者で女性向けウェブマガジン「W」編集長の里子とその助っ人、山盛・大盛・特盛の「銀シャリ三銃士」による街頭アンケートが始まった。
那覇市のメーンストリート・国際通りを行く外国人を呼び止めー、
―スケッチブック上に投票してもらう。
ちなみに、ポーランドから来たというこの男性は「pretty」をチョイスしてくれた。
「えっ、ポケモンはどこですか?」きょろきょろする有袋類。
「ハッ!すがたが見えなくなった…」手を振ってお礼を言うワラビー。「ポーラの人、KAWAIIをありがとう!」
「それじゃコスメ関係者みたいだし、去っていったの逆方向だしワラビー」 里子が苦笑した。
また、中国の西安から来たという親子連れも「pretty」を選択してくれた。
「(英)かわいいんじゃない。もう少し明るい、目立つ色でもいいと思うけど」 ワラビーの地味な配色を的確に指摘する中国人女性。
「(英)ウサギさん好き。かわいい!」
「KAWAIIのためにはウサギさんになるワラビーです!」 有袋類の誇りはないのか。
…たぶんその時の話題は「沖縄にいた巨大ウサギ」だ。
一方、もちろん「not pretty」を選択する外国人観光客もいた。
「(英)かわいくない。手がもっと大きければいいんだけど」 なにその基準。
「(英)いまいちね。色がブラウン系なら好きだったかも」 小麦粉色から小麦色になれと。
―どうやらワラビーは、アジア系の人にとってはおおむねかわいく認識されているが、欧米系の人には、あまりウケていないようだ。
「(英)うーん…ugly cuteね!」 意味は「キモかわいい」らしい。アンガールズ・ワラビー。
「…バーイ!」アンケートに答え、無邪気に去っていく観光客のみなさん。
一方、沈みこむ有袋類。「目のまえで『かわいくない』と言われると、ショックが大きすぎます!」
里子が声をかけた。「まあ人の好みなんてそれぞれだしさ」
銀シャリ三銃士・大盛基二も続いた。「じっさい、今のところかわいいがリードしてるし」
「そうそう。かわいい!ってタッチしてくる子もいたし」銀シャリ三銃士・山盛由佳里がワラビーを触る。「…あれワラビー、毛が濡れているね」
「小さい雨が、ふったりやんだりしているからです!」
「ちょっと待ってね」大盛に命じ、スケッチブックに何か書かせた山盛。
「…いきなり触った外国の人がびっくりしちゃいけないでしょ。はい、これ持って。私は濡れています」
「えっ」
「………」 ペンキ塗り立て感がひどい有袋類。「…なみだで、よけい、ぬれそうです!」
こんな出会いもあった。
「ハッ!…子どものゆめをすべてかなえた子どもがきました!」 どういうことだ。
「ワラビーベンツよりりっぱな車にのって、コンソメあじをビッグバッグでたべる…ぜいたくです!」興奮してよくしゃべる有袋類。「あこがれます!きっと家の広さは3LDKいじょうにちがいない…」
「こんにちは、ワラビーだよ!そのふくろ、たべるのが大へんなら手つだうよ!ふとるのもよくないよ!」 こずるいトークを展開する有袋類。だが、女の子は―。
「(中)あげないし、わたしより太ってる人に言われたくないわ」
里子「どうしたのワラビー。さっきから固まってるけど」
その後もアンケートは続き―。
「(英)ところで、主役のあなたはどうしてそんなに離れているの?」
「もう、目のまえで『かわいくない』と言われたくないです…」
終盤に出会ったのは、夫が米国オハイオ州、妻がアイルランドから来たというこちらのファミリー。
母親が子どもへ教える。「(英)このアニマルを見て、かわいいかどうか答えるのよ」
…すると、女の子が予想外の行動に。
「(英)…ウサちゃん、ニンジンあげる」 ニンジンをもらった。
「ありがとう!でも…」戸惑うワラビー。「気もちはうれしいけど、生のにんじんは、にがてです!」
―さて、いよいよ結果発表!
国際通り、平和通りを訪れた外国人観光客25人にアンケートした結果、
「pretty(かわいい)」20票、「not pretty(かわいくない)」5票。よってワラビーは8割の外国人に「KAWAII」支持を得られた。
分かったこととしては
●欧米系よりもアジア系の外国人観光客の支持率が何となく高い
●記念撮影を頼まれるのもアジア系の観光客
●ウサギと間違う人が多い
●ニンジンをもらえた
―以上である。
今回の撮影に協力してくれた「銀シャリ三銃士」のみなさん、那覇新港で働くみなさん、外国人観光客のみなさん(このブログ読むことなさそうだけど)、本当にありがとうございました!
ワラビーも「SEKAI NO KAWAII」に向け、一定の手ごたえを得たようです。3年目も頑張るので、応援よろしくお願いします!
ワラ「かん光きゃくのみなさん、沖なわをたのしんで、ワラビーも応えんしてね!これからもSEKAI NO KAWAIIを目ざします!」
アジアの方と欧米の方で評価が分かれるんですねぇ。
とりあえず、ASIA NO KAWAIIは間違いないです!
ワラビーのアジアの旅、見てみたいです。
小雨の中、ワラビーちゃんと仲間達のみなさん、おつかれさまでした!
そうかー、うさぎに見えなくもないかも…
住む場所などで好みって違うってわかってたつもりなのに、ワラビーちゃんかわいくないって変なのーと思ってしまいました。
人は違うからおもしろいんですね。
ワラビーの可愛さは、ジワ~ジワ~とくるよね。
2割の外人サン達も、帰国してから時間差で
KAWAII が来てるはずだよ~✨